日本初のモキュメンタリー映画【エキストロ】は、2020年3月13日公開。主人公は萩野谷幸三(はぎのやこうぞう)さん。63歳。無名の新人です!そして驚くのは、この映画はフェイクドキュメンタリースタイル!さらに、大物俳優陣が脇役で、主題歌はトリプルファイヤーfeaturing松崎しげる!かなり笑えそうな予感しかしない^ ^&
無名の新人と豪華俳優陣、トリプルファイヤーと松崎しげる!
極端に言えば、陰と陽、マイナスとプラスのような組み合わせで、モニュメンタリー・コメディが出来上がりました。
この「モニュメンタリー・コメディ」という言葉も聞き慣れない・・・
一体、どんな人物なのか? どんな主題歌になるのか? どんな映画になるのか?
Contents
【エキストロ】公開初日に見てきた感想
本日2020年3月13日公開初日に見てきました。
この映画のおもしろいところは、エキストラを主役にしているところです。
普段私たちは主役を中心として映画を見ているので、エキストラに注目することはまずありません。主役やメインキャストの脇にいる“その他大勢”でひとくくりにされがちな脇役は、存在を主張せずセットや風景の一部のような、または影のようなものでしょう。
しかし、その存在感を主張しない脇役のエキストラにスポットライトを当てられると、途中から感情が入ってしまい、念願の火消し役をつかみとり満面の笑みで鐘を鳴らす姿を見せられた時には、思わず “よかったね〜” と顔がほころんでしまっていたのでした。
やはり、どこに視点が行っているのか?何に注目しているのか?によって見方が全く違ってくるものですね。
そのため、主役級の山本耕史さんや斉藤由貴さんの場面で、撮影の取り直しが繰り返されてもアンコウ鍋が飛び散っても、気になるのはエキストラの方で ”また何か失敗しちゃったのかな?” とか ”また怒られちゃうのかな?” などといつの間にか心配をしてしまっていました。
だから、エキストラでも見方を変えれば主役になれる、ということです。
世の中には、誰もが知っている著名人と無名な一般人がいます。
一般人の私は、つい有名人と比べたり憧れたりしていますが、自分の人生の主役は自分自身なのだから、他の人のことを気にしすぎたり比べて自己嫌悪に陥ったりしないて、もっと自分自身が輝けるように自分のことを考えられるようになりたいと思いました。
最後に、「萩野谷幸三さん」ご本人には、いいお手本を見せていただきましたとお礼を申し上げたいです。
お芝居を続けて数十年。おそらく40年以上だと思います。40年以上もの間エキストラとして現場に立ち、セリフのないエキストラでも発声練習など継続してきた萩野谷幸三さん。エキストラだった幸三さんが、エキストラ役の主役になられたのはこれまでの幸三さんの努力の賜物でしょう。
大事なことは、四の五の言わずにやり続けること!ですね。
また最後の最後に、、、誰かの不祥事でお蔵入りすることなく公開に至って本当によかった! トリプルファイヤーfeaturing松崎しげる の歌声が耳から離れません^^
将来が楽しみな大型ルーキー : 萩野谷幸三
早稲田出身の歯科技工士・劇団員・農家
2020年3月13日から全国順次公開となる映画『エキストロ』の紹介記事を書きました。
映像作品に不可欠な存在でありながら、スポットが当たる事が無いエキストラの世界に密着した、モキュメンタリー作品。
豪華有名人が実名で登場している部分も必見です!https://t.co/wBqyDBkZxS— 金田誠(まこちゃ) (@makotya_movie) March 4, 2020
萩野谷幸三さんとは、高校生の時から目指していた演劇をやりながら、本業として歯科技工士、兼業の農業もやっています。
一朝一夕では形にならない3つのことを同時進行です。
しかも、かなりのこだわりを持ってやっておられるようです。
具体的には、歯科技工士として、技巧物は12種類あれば開業できるところを現在190は超えたのだという。全部で240ある技巧物のうち200近くまであり、
農家としては、どうせ作るなら無農薬でうまい米を作ろうというこだわりよう。
どちらもトップを目指している63歳です。
こういう熱心で諦めない人だから、演劇も主演を与えられる実力をつけているに違いありませんね。
2018年 舞台で主役
『劇団創造市場』では、高校卒業から現在まで48年間、地元に根付いた演劇活動を行っています。
2018年には後藤ひろひと作『パコと魔法の絵本〜MIDSUMMER CAROL』で主役である大貫役を演じています。
今回の『エキストロ』は、初めての映画出演で、初めての主演!
【エキストロ】主演:萩野谷幸三(はぎのやこうぞう)
『劇団創造市場』所属
主演の萩野谷幸三さんは、1954年茨城県出身。土浦市を拠点に活動する『劇団創造市場』に、高校卒業から48年間座員として地元に根付いた演劇活動を行っています。
『創造市場』公式YouTubeチャンネル↓
【エキストロ】とはモキュメンタリー映画
モキュメンタリー映画とは?
エキストロは、前代未聞のモキュメンタリー映画です。
モキュメンタリーとは・・・
モキュメンタリーは、映画やテレビ番組のジャンルの1つで、フィクションを元に作られるドキュメンタリー風表現方法のことを言います。
モキュメンタリーは擬似を意味する「モック」と「ドキュメンタリー」のカバン語であり、「モックメンタリー」「モック・ドキュメンタリー」ともいいます。
*カバン語とは、混成語または合成語とも言い、2つまたはそれ以上の語の一部を組み合わせて作った言葉のことです。例:smoke + fog → smog
また「フェイクドキュメンタリー」と呼ばれる場合もあります。
ドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』
テレビドラマの『山田孝之の東京都北区赤羽』もモキュメンタリーを用いています。
このドラマは、漫画家清野とおる氏の『東京都北区赤羽』を原作とし、山田孝之がその『東京都北区赤羽』で暮らす姿を追ったものです。
キャスト紹介:豪華俳優陣
山本耕史(やまもとこうじ)
1976年東京都出身、身長179㎝、体重65キロ、血液型B型。0歳からモデルを始め、1987年舞台『レ・ミゼラブル』で本格的に活動を始める。1993年『ひとつ屋根の下』で車椅子の少年・文也を演じる。
2004年NHK大河ドラマ『新撰組!』で土方歳三を演じ人気を博す。2006年大河ドラマ初の続編スペシャルドラマ『新撰組!土方歳三 最後の一日』が「NHK正月時代劇」として制作され、再び土方歳三を演じている。さらに2015年には連続テレビ小説『あさが来た』で9年ぶりに土方歳三を演じている。これはNHKからの熱烈な要請を受けたためであり、大河ドラマと朝の連続テレビ小説で同一人物が同じ役を演じるのは極めて異例のこと。
2005年『第56回NHK紅白歌合戦』の白組司会に抜擢。舞台を中心に活動している。『ドラゴンボール』の大ファン。
妻は元女優、堀北真希。2019年第2子が誕生している。
斉藤由貴(さいとうゆき)
1966年神奈川県出身、身長161㎝、血液型 B型。1984年『少年マガジン』第3回ミスマガジンでグランプリに選ばれる。1985年2月『卒業』で歌手デビュー。オリコン最高6位を記録し約35万枚のヒットとなる。同年4月『スケバン刑事』で連続ドラマ初主演。『スケバン刑事』が一世を風靡しトップアイドルへと上り詰める。
NHK連続テレビ小説『はね駒』でヒロイン、『悲しみよこんにちは』が約30万枚のヒット。『第37回NHK紅白歌合戦』へ初出場し当時最年少の紅組キャプテンを務めた。
ドラマ『吾輩は主婦である』『お母さん、娘をやめていいですか?』
映画『トットチャンネル』『おいしい結婚』『スケバン刑事コードネーム=麻宮サキ』『記憶にございません!』『最後の晩餐』
舞台『レ・ミゼラブル』『君となら〜Nobody Else But You』 など多数
今年2020年は歌手デビュー35周年。
寺脇康文(てらわきやすふみ)
1962年大阪府出身、身長180㎝、血液型O型。高校卒業後、名古屋の俳優養成所でオーディションを受け合格。養成所卒業後、上京して1984年に三宅裕司主宰の劇団『スーパー・エキセントリック・シアター』へ入団。
1994年、企画ユニット「地球ゴージャス」を結成。舞台や映画、テレビドラマなど活動の場を広げる。
1996年4月の放送開始から『王様のブランチ』の司会を10年務めた。2008年『相棒』に於いての演技は高く評価され、第16回橋田賞俳優部門を受賞。
二女一男の子供がいて3人とも成人している。『ルパン三世』の大ファン。
NHK連続テレビ小説『ひまわり』『おひさま』大河ドラマ『徳川慶喜』
ドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』『竜馬におまかせ!』『ひとつ屋根の下』『ストロベリーナイト・サーガ』『相棒』『三匹のおっさん』
映画『模倣犯』『相棒』『ザ ・マジックアワー』『俺物語』『決算!忠臣蔵』
舞台『オケピ!』『風と共に去りぬ』『マイ・フェア・レディ』など多数
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