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来なければ分からないフィジーの良さ
フィジーの宝は優しくて穏やかなフィジィアン
ファムツアー最後の夜、参加者全員でフェアウェルディナーが催されました。
その時、フィジー政府観光局のキャシーさんが私たちに尋ねました。
『フィジーの良いところは?』
『フィジーに来て楽しかったことは?』
『フィジーが改善するべきポイントは?』
それぞれの質問に答えましたが、みんな口々に言ったのは、
『フィジーは人が優しくて穏やか』
そうなんです!
フィジィアンは驚くほどフレンドリー!
穏やかで優しくて笑顔が素敵なんです。
会うと必ず『Bula!』(こんにちは)と笑顔で挨拶してくれます。
でも残念ながら、
【フィジー】国名としては有名ですが
旅行の目的地として選ぶ人はあまりいません。
ダイビングをする人でも、
フィジーは憧れのダイビングスポットの一つだとは言いますが、
フィジーよりも先にニューカレドニア、モルディブなどに行ってしまうようです。
私も、30年近く前にニュージーランドからの帰国便でナンディ空港を経由したのですが、【ナンディ】ってどこ⁉︎
と思っていたくらいですから、
具体的にどんな国なのかを知っている人は、かなり少ないでしょうね。
フィジーにたった4日しか滞在していませんが、その4日で感じたのは
フィジィアンは穏やかで優しく驚くほどフレンドリー!

伝統音楽
ティビュア島のインストラクター
泳げない男性が熱帯魚を見られた
ティビュア島での体験の記事でも書きましたが、
私はそれまでシュノーケリングをやったことがなかったので、インストラクターのレイさんに教えてもらいました。
同じように教えてもらった人の中で、レイさんに腕を支えられて泳ぎ切ったアメリカ人男性がいました。
恐らく、70才は超えていたはずです。
最初から最後まで、ずっとレイさんに支えられ、ずっと海の中を見ていたので、怖がっているのか楽しんでいるのか分かりませんでしたが、
泳いだ後にシュノーケルを外すと、それはとても嬉しそうで、最高の笑顔でした。
そして、その奥様。
彼女は昨年もアメリカからご主人とティビュア島に来たのですが、その時はシュノーケリングが怖くて、2人してただ海を眺めていたとのこと。
でもまたここにやって来て、このきれいな海を見ていたら、シュノーケリングに挑戦しようという気持ちになったのだそうです。
最初は怖かったけれど、
最後まで泳ぎ、きれいで可愛い魚を見ることができて本当によかった!
夫もレイさんに支えてもらったおかげで、きれいな魚を見ることができたから本当に嬉しい!と。
この言葉を聞いて、私もとても嬉しくなりました。
そうですよね。海に入ることやシュノーケリングをすることは、簡単に出来る人は多いと思いますが、
全くの初心者にとって、特に泳ぐのがあまり得意ではない人にとって、
レイさんのような支えになってくれる人がいることが、どれほど大きな安心感を与えてくれているか…
レイさんは、常に危険なことがないように目を光らせながらも、初心者の私たちをリラックスさせるようにしてくれました。
レイさんにとってシュノーケリングは、1日に何度もやってるしそれを何年もしていて、いい加減飽きているはずだろうに、
綺麗な魚が集まっているところに行くと、それはそれは楽しそうな声を上げて盛り上げてくれました。
私もその老夫婦も、レイさんのおかげで大きな一歩を踏み出せました。

クルーズ船でのおもてなし
行きも帰りもずっと楽しませてくれました

Port Denarauを出航してティビュア島までの90分、私はただの移動のためだけのフェリーだと思っていましたが、そうではありませんでした。
まず、乗船すると美味しいグレープフルーツジュースのウェルカムドリンク。
自由席なので空いてる席に座ると、
1人の男性スタッフが、ティビュア島に着いてからの説明をします。
いくつかあるアクティビティの紹介がされ、必要なものは同意書にサインをします。
説明が終わると、コーヒー紅茶と、ケーキなどの軽食を自由にいただきます。
私はコーヒーをいただきました。
インスタントコーヒーだったけれど、この素晴らしい景色のお陰で世界一美味しいインスタントコーヒーのように感じました。
そこから、ティビュア島に着くまで楽器を使って演奏してくれるのですが、
とてもいい声で歌を歌いながらの演奏なので、ティビュア島に向かうワクワク感をさらに盛り上げてくれました。

帰りも、また歌と演奏と、途中でカバの伝統儀式も行われました。
カバの伝統儀式とは、フィジーの伝統儀式で、堅苦しいのもありますが、もてなしの儀式でもあります。
カバ(Kava)というのは、南太平洋に生えるコショウ科の木。
このカバの根を乾燥させ、タノアという木製の大きな器に竹筒から水を注ぎ、その中でカバの根を濡らして汁を絞り出したものを、次々に飲むという内容のフィジーの伝統芸能です。
最近では、乾燥させたパウダー状のカバがスーパーでも売られています。
そのカバの儀式が行われたので、参加してみました。
カバは、見た目は泥水のような茶色の水ですが、飲んでみるとサラッとしていて臭いがなく、少し漢方の薬の苦味があるだけなので、意外と飲みやすかったです。
日本の青汁の方がよっぽど飲みにくいと思います。
限られた人数しか飲めなかったし、今回のファムツアーではここでしかみられなかった儀式だったので、やってみて良かったです。
何でも、〝やりたい!〟と思った時にやることが大事ですね!!!
カバの儀式か終わったら、
今度はお別れの歌をスタッフが整列して歌ってくれました。
多分フィジー語なので、意味はわかりませんでしたが、なぜか涙が出てきてしまいました。
今日1日だけのお付き合いでしたが、ティビュア島で過ごせた時間に感謝をせずにはいられません。
前日は雨だったという話ですから、
今日、晴天に恵まれ今までみたことのないブルーを見せてもらいました。
ティビュア島での楽しい時間。
ありがとう!
フェリーがデナラウ港に近づいてきました。
なんと、船長が乗客1人1人に握手して挨拶してくれたのです。
私の方こそ、お礼を言いたい。
Vinaka!(ありがとう!)

たくさんの日本人にフィジーの良さを知って欲しい
もっとたくさんの日本人に来てほしい
最初にも書きましたが、国名は知っていても、フィジーはどんな国なのかをご存知の日本人はあまり多くないと思います。
私も、『綺麗な海に囲まれた南の島』くらいの認識でした。
でも今回、色んなところを見せていただき、魅力のあるところが沢山あるのに、ほとんど知られていないのはとても勿体ないことだと感じました。
2018年に直行便が復活して、約8時間で来られる南国の楽園です。
穏やかで優しいフィジィアン、
目の覚めるような鮮やかなブルーの海、
この世のものとは思えないくらいの綺麗な熱帯魚
ここフィジーでゆったりと過ごしてもらえるように、旅行をおすすめしたいです。
そして、自分自身も、またフィジーに戻ってきたい!
Vinaka!

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