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お召し列車「しまかぜ」
平成の終わりにもご乗車されました
ニュースなどで、皇族の方がお出かけになる際に列車を利用している様子を目にすることがあると思います。
その皇族の中でも、天皇、皇后、上皇、上皇后、皇太后が使うために特別に運行される列車のことを “お召し列車” と言い、平成から令和に変わる時、伊勢神宮参拝の際にご乗車されました。
最近は、テレビCMで「しまかぜ」が知られてきたせいか、余計に予約が取りにくくなったようです。
「しまかぜ」の名前の由来は?
志摩に吹く風のさわやかさと、車内で過ごす時間の心地よさ
「しまかぜ」は名古屋駅と賢島、大阪・京都と賢島を結びます。
名古屋からも大阪・京都からも、伊勢市を経由し賢島へ向かうので志摩に吹く風の爽やかさを感じられるのでしょう。
「しまかぜ」のロゴは海と空のブルーで爽やかに吹く風をイメージできますね。

近鉄名古屋駅から伊勢市まで
近鉄名古屋駅 10:25 出発

近鉄名古屋駅の改札を通って、5番ホームからの出発です。
乗車してすぐに感激したこと2つ
1つは豪華なシート
飛行機で言えばビジネスクラス、乗用車でいえばアルファードのようなシート。
豪華なんです!
1列、2列のすべて3列のプレイアムシートで広くゆったりと体を預けられます。
柔らかいクリーム色のシートで、左下のように、シートの各部分を好きな角度に調節できます。
コンセントの差込口もあり、もちろんwi-fiも使えます。
もう1つは、記念乗車証
席に着くとすぐに車内乗務員が持ってきてくれました。記念乗車証とおしぼりを。
わざわざ座席まで運んでくれるというサービスで、さらに特別感が増しますね。
こんな暖かいおもてなしをしてもらえて嬉しい限りです!
他の車両をのぞいてみました
先頭は展望車両
窓が大きい!
運転席と客席とは透明の仕切りはありますが、視界を遮ることなく、運転手さんとほぼ同じ目線で眺められます。
これは、電車好きにはたまらないですね〜
ただ、この景色は、この最前列のシートに座らなければ見れないものではないのです!
なぜかというと・・・
感激!wi-fiをつなげると、
最前列と同じ景色が見られるんです!
スマホ、PCをwi-fiにつないでみると『しまかぜ』の画面になるんです。
上3枚の写真は、伊勢市に近づいた時にスマホ画面を撮ったものです。
よく見ると、現在の速度が変わる度に表示されているんです。127km/h、126km/h、119km/h ・・・
その下の写真は、先頭からの映像!!!
生で見るのと迫力は違うかもしれませんが、一番前の席からでなくてもこの景色が見られるとは嬉しいですよねー。かなり感激してしまいました。
カフェ車両も素敵です
出発前から並んでいます
豪華列車でコーヒーを飲みながら景色を楽しめるなんて、素敵じゃないですか!
そのひとときを楽しみにしているお客さんは、列車が動き出す前からカフェの前で待っていました。
車内販売はありますが、「しまかぜ」のカフェで飲むコーヒーはひと味もふた味も違うのでしょうね。
左下の写真は「しまかぜ」のグッズ、右下の写真は車内販売のメニューです。ただし、その左端の枠内のメニューはそのカフェ席でのみ食べられるものです。
あぁ、ピラフもカレーもそれだけで美味しそうだけれど「しまかぜ」のカフェで食べたら何倍も何十倍も美味しく感じるんでしょうね!!!
グループ用の個室もあります
サロン席、和風個室、洋風個室
3〜4人用は和風個室または洋風個室、4〜6人用はサロン席があり通路とはドアで仕切られているので、多少賑やかでも問題なさそうです。
お友達や家族など、何人かでゆっくり寛ぎたい方達にはぴったりです。
「しまかぜ」のお手洗いも広かった
箱根のロマンスカーと似た造りです
ドアの開け閉めはボタンを押して、中でも同じようにしてカギも降ろします。
ベビーカーと一緒に入れるくらいの広さでとてもゆったりして、ロマンスカーのお手洗いと同じような造りだなと思いました。
最近の豪華な列車は大抵こういうスタイルなんでしょうかねぇ〜
また違う列車に乗ったらチェックしておきたいポイントです。
あっという間に伊勢市に到着
伊勢市駅 11:40 到着
1時間15分の乗車、あっという間に伊勢市駅に到着。
伊勢神宮があるからなのか、伊勢市駅で降車する人が半分以上はいたように感じました。
伊勢市駅から終点賢島まではあと約50分です。
今回のスケジュールでは、賢島にも行くのですが、その前に伊勢神宮に寄るのでここで降ります。
将来、また伊勢神宮を訪れた時、今度は「しまかぜ」に乗って大阪や京都へ行くのも面白そうだなぁと想像してみました。
また逆に、大阪・京都を観光した後に「しまかぜ」に乗って伊勢神宮を参拝するのもいいかもしれません。
私の数少ない列車の旅ですが、おそらく「しまかぜ」は豪華さと心地よさでは印象に残る列車になることでしょう。
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