別府【地獄めぐり】をしてわかったアクセス方法。観光バス・路線バス・車

別府に来たならはずせない【地獄めぐり】をしてきました。7つの地獄をめぐる行き方と順番を紹介します。

別府【地獄】と呼ばれている理由

はるか昔、約3万年前のこと。

活発な火山活動で噴き出したマグマによって、別府湾一帯の広大な地域にたくさんの温泉が生まれました。

それがなぜ「地獄」とよばれているのでしょうか?

それは、地下深くから吹き上げるすさまじい熱湯や熱泥、噴気がまるで仏教の教典に描かれた地獄絵のようだったからなのです。

昔は誰も近寄ることのできない恐ろしい場所でしたが、現在は間近で地球の鼓動やパワーを体感することができます。それぞれに特色や形態が異なる7つの地獄はまさに驚異のワンダーランドです。

(地獄めぐり・記念スタンプ帳より)

別府の地獄は7か所

7か所の地獄はそれぞれ個性豊かで、SNS映えする写真がたくさん撮れるところです。

7つの地獄とは、

①海地獄、 ②鬼石坊主地獄、 ③かまど地獄、

④鬼山地獄、 ⑤白池地獄、

⑥血の池地獄、 ⑦竜巻地獄

①〜⑤海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄は鉄輪温泉エリアにあり、それぞれ徒歩で行ける距離にありますが、

⑥血の池地獄と⑦竜巻地獄は他の5つから約3㎞(車で約8分)離れている柴石温泉方面にあるので、めぐる順番と方法をあらかじめ決めてから出発し、無駄なく無理なく周りましょう。

入場料は1か所400円

入場料は1か所400円。

7つ全部の地獄をめぐるなら共通券がお得です。一冊2,000円。

これを使って全部まわると800円のお得です。

2日間有効なので、時間がある方はゆっくりと見学できますよ。

また、『べっぷ周辺エンジョイマップ』という別府の観光地が分かりやすく記されている地図があり、それを使うと10%OFFになります。これを使って共通券を買うと1,800円になるので、7か所をその都度払う場合と比べて1,000円のお得になります!

『べっぷ周辺エンジョイマップ』は駅の案内所や旅館、レンタカー店などで手に入れることができるので探してみてください。地獄めぐりの他にも、別府ロープウェイ、アフリカンサファリ、うみたまごなどの10か所が利用できます。マップ一枚の四隅に割引券が付いていて1枚で5名まで有効です。

7つの地獄をめぐる方法ABC

A、亀の井バスの観光バスでめぐる方法

亀の井バスが運行している定期観光バスに乗車する

JR別府駅から出ている観光バスで、1日2便、毎日運行しています。

別府駅を9:20、14:00 出発する約3時間のコース。

(北浜バスセンター出発は、それぞれ5分前)

コース内容:①海地獄→②鬼石坊主地獄→③かまど地獄→④鬼山地獄→⑤白池地獄→⑥血の池地獄→⑦龍巻地獄

亀の井バスの「別府地獄めぐり」は、日本で初めて「女性バスガイド」が乗車したコースです。7か所の名所をバウガイドの案内付きでめぐります。七五調と呼ばれる独特の調子で語られるアナウンスが名物です。

大人¥3,690 (地獄7か所の入場料も含まれています)

デメリット・・・団体行動となるためガイドに付いて見学し時間も決められているため、自由な時間はあまりありません。トイレ、買い物を素早くしなければいけない時もあります。

メリット・・・移動に関して頭を使う必要はないので楽に7か所をまわれます。

事前に亀の井バス定期観光バスへ予約しなければなりません。

亀の井バス:0977-23-5170(8:00〜19:00)

http://www.kamenoibus.com/teikikanko_01.php

油屋熊八設立「亀の井自動車」 日本初のガイド付きの定期観光バス

油屋熊八が設立した亀の井自動車は、昭和3年日本で初めて女性バスガイドによる案内つきの定期観光バスの運行を始めました。

現在の亀の井バスです。

海地獄や血の池地獄など特徴ある地獄を周遊する「地獄めぐり」が別府観光の礎となりました。

油屋熊八はまた、亀の井旅館(現在の別府亀の井ホテル)を開業したり、別府宣伝協会を立ち上げたりして、

『山は富士、海は瀬戸内、湯は別府』というキャッチフレーズを考え、このフレーズを刻んだ標語を富士山山頂付近をはじめ全国各地に建てて別府を宣伝しました。

現代では、観光地の売り出しや開発には公費が使われるのが当たり前ですが、当時の別府温泉の宣伝は全て熊八個人の私財と借財でまかなわれました。そのため、熊八が亡くなってから亀の井自動車や旅館は借金の返済のため売り払われましたが、

その行動力と独創性に敬意を込めて『別府観光の父・別府の恩人』と慕われ、別府市民などで「油屋熊八翁を偲ぶ会」が作られました。

2007年11月1日にその偉業を称えて別府駅前に建てられたブロンズ像です。

B、路線バスでめぐる方法

別府駅から出ている路線バスを利用しましょう。

別府駅西口から鉄輪(かんなわ)までは約25分、

または、別府駅前から鉄輪(かんなわ)までは約30分

鉄輪まで着いたら、①〜⑤までを徒歩で観光、

⑥と⑦鉄輪から血の池地獄へ約7分

 

お得なフリー乗車券がオススメです。1日または2日間乗り放題。

1日ミニフリー乗車券 大人900円、学生700円、小人450円

2日ミニフリー乗車券 大人1,500円、小人750円

*ミニフリー乗車券は、別府市内/内成棚田/城島高原エリアに使えます。

詳しくはこちらをご覧ください↓

http://www.kamenoibus.com/guruspa/hp/guruspa/01/index.html

デメリット・・・路線バスはあまり本数は多くないようなので待ち時間が多くなるかも。

メリット・・・時刻を調べてそれに合わせて見学時間を調整することになるので、自分の力で旅をしている充実感を味わえるでしょう。

C、車でまわる方法

運転に問題がなく、自由に見てまわりたい人には車をオススメ。

地獄に隣接してある駐車場は全て無料。

①〜⑤までは全て歩いて行ける距離なので、①海地獄の駐車場に停めて⑤白池地獄までまわります。

ただし、④の鬼山地獄と⑤の白池地獄は坂道を下ったところにあり、帰りは登り坂になるので、①②③を見終わったら、車を④か⑤に移動させても良いでしょう。

⑥血の池地獄⑦竜巻地獄はそこから約3㎞離れているので、車で7分ほど移動することになります。(私はこの移動を昼食の時間にし、食べ終わってから最後の2つを見学しました)

デメリット・・・慣れない道を運転するので、より細心の注意をしなければいけない

メリット・・・自由。見学時間もコースも順番も好きなように動ける。

別府に来たならぜひ地獄めぐりを!

地獄めぐりは、温泉のテーマパークのようだと思います。

7つの地獄がそれぞれ特徴的で、それが同じ別府市内しかも鉄輪温泉に集中しているのですから驚いてしまいます。

この狭い地域で、これだけ様々な地獄を見られるのは不思議でたまりません。

だから地獄めぐりは面白いのです。

ぜひ、別府に来たなら「地獄めぐり」を楽しんでみてください。

「地獄めぐり」をするために別府に来る価値は、十分にあると思います。

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