別府【鉄輪(かんなわ)温泉】地獄蒸し工房のメニューと足蒸し体験記

別府に来たならはずせない【地獄めぐり】の中心地、【鉄輪温泉(かんなわおんせん)】をゆっくりのんびり歩いてみました。「地獄蒸し」メニューと「足蒸し」の体験記です。

日本一の別府温泉郷・中心は鉄輪温泉

別府は源泉数、湧出量ともに日本一の温泉

別府温泉郷は、

源泉数2288か所(2位は由布院972か所)

総湧出量毎分約8万7550ℓ(2位は九重8万4509ℓ)

ともに日本一位の温泉です。

それぞれの個性がある別府八湯

別府市内には8つの温泉地があり「別府八湯」として親しまれています。

「別府八湯」とは、

明礬(みょうばん)温泉、 堀田(ほりた)温泉、 観海寺(かんかいじ)温泉、

鉄輪温泉(かんなわ)温泉、 柴石(しばせき)温泉、 亀川(かめがわ)温泉、

別府(べっぷ)温泉、 浜脇(はまわき)温泉

それぞれ高台や海沿いなどの立地、無色透明や黄色や白濁色などの色、硫黄泉や塩化物泉などの泉質も違います。

「別府」と言っても、同じ別府とは思えないような個性豊かな8つの温泉があるのです。

地獄めぐりで有名な鉄輪(かんなわ)温泉

その「別府八湯」の中のひとつ、鉄輪(かんなわ)温泉が地獄めぐりの中心地

温泉の蒸気が噴出する一帯。

下の写真のように、もくもくと蒸気が出ている様子を見るだけでも圧倒されてしまいます!

〝みゆきの湯〟に掛かっていた写真

温泉の湧出量では、別府の源泉の大半が鉄輪温泉に集中しています。

いたるところからもうもうと湯煙を上げる鉄輪温泉地区の街並みの景観は、明礬温泉地区とともに『別府の湯けむり・温泉地景観』の名称で2012年(平成24年)に重要文化的景観として選定されています。

鉄輪温泉『いでゆ坂』を歩いてみよう

鉄輪温泉は地獄めぐりの中心地。

地獄めぐりは、7つの地獄をめぐり、まるで温泉のテーマパークのようにいろんな温泉を楽しめます。

その地獄めぐりと比べて、華やかさはありませんが昔ながらの風情が漂う鉄輪温泉を散策してみました。

鉄輪温泉の「いでゆ坂」を歩いてみます。

地獄蒸し工房鉄輪温泉 <メニュー>

ここでは、蒸し釜を使って自分で選んだ食材を蒸して食べることができます。

*地獄蒸し釜使用 (小)¥340 ,  (大)¥550

*地獄蒸し釜使用 延長10分(小)¥150 ,  (大)¥260

*地獄蒸し釜使用 延長20分 (小)¥300,  (大)¥520

*食材持ち込み料  (小)¥600,  (大)¥800

1、地獄蒸し玉手箱 ¥2,100

2、たらば蟹DX      ¥3,900

3、海鮮スペシャル ¥3,000

4、海鮮 A      ¥2,600

5、海鮮 B     ¥2,000

6、貝セット   ¥1,500

7、鯛の姿蒸し  ¥1,500

8、地獄蒸しエビ  ¥700

9、うなぎ蒲焼き蒸し ¥2,600

10、豊後牛しゃぶしゃぶ ¥3,000

11、国産牛カルビ蒸し ¥2,700

12、牛肉と豚カルビの蒸しコンボ ¥2,600

13、国産豚とチキンの塩糀漬け蒸し ¥1,800

14、大分産豚しゃぶしゃぶ ¥1,600

15、ハーブ鶏香味蒸し ¥1,500

16、三色もちもち餃子 ¥800

17、点心セット ¥650

18、エビ餃子 ¥600

19、イカしゅうまい ¥600

20、別府温泉ぶたまん ¥500

21、彩り野菜ミックス ¥700

22、パンとフムス ¥800

23、ソーセージミックス ¥1,000

24、イモとカボチャ ¥700

25、とうもろこし ¥400

26、地獄蒸しざる豆腐 ¥400

27、すき焼きわっぱ飯 ¥900

28、椎茸わっぱ飯 ¥600

29、梅とじゃこのわっぱ飯 ¥600

30、地獄蒸したまご ¥150

31、豚肉ちまき ¥500

32、鉄輪とりめし(竹皮包み) ¥400

33、竹皮包み白飯 ¥200

34、うなぎ飯(竹皮包み) ¥1,500

35、季節の味覚セット ¥1,600

36、おすすめの野菜 ¥500

鉄輪むし湯で足むし湯 (無料)

地獄蒸し工房鉄輪から歩いて5分くらいのところに、鉄輪むし湯があります。

古くから親しまれる鉄輪むし湯

鉄輪むし湯は、鎌倉時代から続く温泉療法の蒸し湯です。

石で作られた部屋に石菖(せきしょう)を敷き詰め、温泉の蒸気を利用してあたためた上に浴衣を着て横になります。

石菖(せきしょう)とは発汗作用があり、保湿効果、鎮静効果、リラックス効果もある、菖蒲よりも小さい植物です。

蒸し湯は、70℃前後の高温なので、7〜8分を目安に、1回のみ入浴します。

入浴料金: むし湯 ¥520(足むし無料) レンタル浴衣:¥220

営業時間:6:30〜20:00

無料の足むし湯でポッカポカ

利用方法は、

1、膝小僧まで素足にし、蓋をあけ、中に足をいれる

2、上の棚に置いてある木枠を膝小僧の上まで被せ、タオル等を置き、隙間を塞ぐ

3、使用時間の目安は10〜12分位

4、利用後は必ず、蓋を閉める

足むし湯は高温なので、最初は熱すぎて驚くかもしれませんが、少し経つと慣れてくるとその熱めが気持ち良くなり、自然と体全体もポッカポカに温まります。

私は、タオルを置いて隙間を塞ぐことをしていませんでしたが、それでもかなり熱く感じました。

一遍湯かけ上人(いっぺんゆかけしょうにん)

鉄輪温泉を開いたと伝えられている一遍上人(いっぺんしょうにん)をモデルにした像。

鎌倉時代、一遍上人が念仏行脚の途中で鉄輪温泉を訪れた時、温泉の蒸気が噴出する一帯を鎮めて湯治場(鉄輪温むし湯)を開いたのが始まりと言われています。

体の治したい部分にお湯をかけて健康を願います。

湯治場風情が漂う鉄輪温泉街

鎌倉時代からある鉄輪温泉は、道路のあちこちから蒸気が吹き出しているので、ただ歩いているだけでも温泉気分になれる街でした。

その大地のエネルギーを吸い込んだ野菜やお肉を食べ、身体を芯から温めるむし湯に入る。

湯治場として長く栄えた理由が分かったような気がしました。

地獄めぐりで別府温泉郷の様々な温泉を見て体験して楽しんだ後には、

ここ鉄輪温泉での散策はゆったりのんびりと楽しめますよ。

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