本作りの【セブンルール】書店員・新井見枝香/漫画家・米代恭/編集者・助宗佑美/校閲者・牟田都子

2020年5月19日(火)23:00〜23:30フジテレビ『セブンルール』では、これまでの放送の中から、『本』の世界で活躍する女性たちを紹介。

新型コロナウイルスの影響により、家で過ごす時間がふえ「読書」をする時間が増えた人もいるでしょう。

私たちが本を読むまでには、作家から編集者、校閲者、販売員などたくさん人と時間がかけられています。

その人たちがどんなルールを自分にかかげて生活をしているのでしょうか?

同じ女性として、本好きとして、とても興味があります。

Contents

書店員・新井見枝香(あらい みえか)のプロフィール&セブンルール

書店員・新井見枝香(あらい みえか)さんプロフィール

1980年東京都出身

音大附属の中高出身、ロックバンドに熱中して大学を中退

様々なアルバイトをする

20代後半から

『三省堂』書店員でアルバイトをはじめ、契約社員を経て正社員に。

現在は「女性のための本屋」『HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE』に勤務。

2014年から独自に選考する「新井賞」を作り、芥川賞・直木賞と同じ日に発表。

新井さんが選んだ本は芥川賞・直木賞よりも売れるといわれ、出版業界からも作家からも厚い信頼が寄せられている。

イベント「新井ナイト」では、道尾秀介さん、湊かなえさん、ジェーン・スーさんなどたくさんのゲストとの打ち合わせなしのトークは300回を超える

コラム連載をもち、文庫解説や帯コメントなどの依頼も殺到しテレビやラジオにも出演。

エッセイ本『探してるものはそう遠いはないのかもしれない』『この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ』(秀和システム)『本屋の新井』(講談社)

書店員・新井見枝香さんによる『新井賞』:はじまるきっかけ

『新井賞』のはじまりは2014年

2014年上期の直木賞候補作の中で、

新井さんが飛び抜けて面白いと思ったのに受賞しなかった『男ともだち』(千早茜著・文藝春秋)

芥川賞・直木賞の受賞作以外は棚から下げなければいけないのだけれど、

この本だけは下げたくなかった。

そこで受賞作品と同列に扱い、

売り上げも伸ばす決心をしてやったことが『新井賞』と手書きの帯を巻き販売

その結果、新井さんの真剣さが伝わり、当時勤務していた三省堂書店有楽町店では、

直木賞受賞作を超える売上を達成!

それ以来、芥川賞・直木賞の発表同日に『新井賞』を発表する異色の文化賞がスタートしました!

書店員・新井見枝香さんによる『新井賞』:選考方法

『新井賞』の選考方法は極めてシンプル!

普段は賞のことは全く考えずに本を読み、

発表の直前に「一番面白かった本は何か」と自分に問いかけ、ぱっと浮かんだ1冊が『新井賞』

書店員・新井見枝香さんによる『新井賞』:他社への影響

もともと新井さんは常連客に話しかけ、的確な本をすすめるなどして販売していたので、

新井さんと本の話をしに遠方からやってくるお客さんもいたほどのファンがいました。

その新井さんが一番面白い!という本は次々と売れて

『新井賞』の知名度は上がり、蔦屋書店が『新井賞』のコーナーを展開するまでに影響。

『新井賞』を始めたことで、作家と直接話す機会も増え、

『新井ナイト』という作家のパーソナリティを知ってもらいファンになってもらうためのイベントを企画し、新井さん自ら聞き手となりました

書店員・新井見枝香さんによる『新井賞』

年 上半期or下半期 受賞作 作家
1 2014 (平成 26) 上 『男ともだち』 千早 茜
2 2014 (平成 26) 下 『イノセント・デイズ』 早見 和真
3 2015 (平成 27)   上 『朝がくる』 辻村 深月
4 2015 (平成 27) 下 『坂の途中の家』 角田 光代
5 2016 (平成 28)   上 『やがて海へと届く』 彩瀬 まる
6 2017 (平成 29) 上 『獏の耳たぶ』 芦沢 央
7 2017 (平成 29)   下 『砂上』 桜木 紫乃
8 2018 (平成 30) 上 『ののはな通信』 三浦 しをん
9 2018 (平成 30)   下 『ダルちゃん』(1)(2) はるな 檸檬
10 2019 (平成 31) 上 『三つ編み』 レティシア・コロンバ二
11 2019 (平成 31)   下 『ライオンのおやつ』 小川 糸

選考基準の『新井さんが一番面白かった』ということで、

受賞作には有名なものからまさかの漫画までありますね^^

私は新井さんにお会いしたことはありませんが、

本と作家さんを大事にする新井さんが選んだ本なら

とりあえず、手にとってみようかな・・

という気持ち、わかる気がします。

書店員・新井見枝香さん:ラジオでも作家さんと対談

書店員・新井見枝香さん:「新文化」でコラム

出版業界の専門紙「新聞化」で、新井さんのコラムが載っています。

ネットでも読めます!

なかなか面白いですよ!

*新井さんのコラムは▶︎連載コラムの『本屋の新井です』

書店員・新井見枝香さん:セブンルール

1、ポップに感想は書かない

2、芥川賞・直木賞と同時に新井賞を発表する

3、毎日本を買って帰る

4、残高は気にしない

5、本は雪崩が起きたら捨てる

6、会社に縛られない

7、売り場仕事をやり続ける

漫画家・米代恭(よねしろ きょう)のプロフィール&セブンルール

漫画家・米代恭(よねしろ きょう)さん:プロフィール

1992年 東京都出身

美大在学中に描いた漫画がアフラヌーン四季賞で佳作を受賞

西島大介・さやわか主催の「ひらめきマンガ学校」一期生

2012年にアフタヌーン四季賞佳作『いつかのあの子』で短編デビュー

WEBマガジンにて『おとこのこおんなのこ』(『ふぞろいの空の下』で改題)で長編デビュー

2015年からSF×不倫をテーマにした『あげくの果てのカノン』(月刊!スピリッツ)で連載

漫画家・米代恭さんをサポートする編集者:金城(きんじょう)小百合さん

米代さんが住むのは、東京都内の築43年のアパート。

食事や衣服もオシャレからはほど遠く、今どきの女子らしさは全く見られないような

質素な生活をしている。

そんな米代さんをサポートしているのが担当編集者の金城小百合さん

『あげくの果てのカノン』も金城さんの提案から生まれた作品で、

金城さんの恋愛体験を語ったりしながら、恋愛が苦手な米代さんにヒントを与えている。

お互いに「友達じゃなくて仕事上の付き合い。

作品が売れているから仲良くいられる」と認め合っている

 

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Always exciting to be a tour guide for friends on a shopping spree! They bought a lot, hands full of shoppers, including this magic carpet. Hey, here’s Genie on your back! 🧞‍♂️🐙🧞‍♂️ (Actually he’s really professional and good at handling carpets for us.👏) . . 米代金城ペアが遊びに来たよー! いやぁ買った買った、漫画も絨毯も化粧品も洋服も、広い試着室で着せ替えキャッキャするの楽しいね! 最後はブロードウェイの劇場まで定刻にお届け。私ツアーガイド副業にしようかな。笑。 #米代恭 #金城小百合 #岡田育 #ひとり如実にイエベ #昼酒にスイーツ #夏休みですから . . @abccarpetandhome #abccarpetandhome @abckitchen #abckitchen #newyorkcity #shoppingspree #magiccarpetride #🧞‍♂️

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米代さんと金城さんの2人でお出かけもするんですね!

漫画家・米代恭さん:セブンルール

1、早寝超早起き

2、他人の恋愛を漫画に生かす

3、お昼ごはんはファミチキと納豆巻き

4、靴は1足しか持たない(その一足は6年間履き続けている・買い物は嫌い)

5、遊びの約束は月3回まで(金城さんはのぞく)

6、瞳に心を描く

7、金城さんに面白いと思ってもらえるものを描く(まずは目の前の人を喜ばれたい!)

編集者・助宗佑美(すけむね ゆみ)のプロフィール&セブンルール

編集者・助宗佑美(すけむね ゆみ)さん:プロフィール

静岡県出身

明治学院大学を卒業後、2006年に講談社に入社。

Kiss編集部に所属し、少女漫画雑誌『Kiss』『ハツキス』の編集者を務める。

担当する漫画家は

・高須賀由枝『コミンガビヨリ』

東村アキコ『東京タラレバ娘』『海月姫』

・石田拓実『カカフカカ』

・六多いくみ『メイクはただの魔法じゃないの』

などベテランから新人、デビュー前の漫画家の卵まで20人を担当

2011年に結婚、息子1人

大学時代の同級生だった夫は専業主夫

(子供が家にいるときは大人が一緒にいる方がいい、という旦那さんからの提案で旦那さんが専業主夫になったという)

編集者・助宗佑美さん:セブンルール

1、男の友人は作らない

2、メール・LINEは即レス(お待たせしない!)

3、何時に帰っても朝7時に起きる

4、財布の紐は握らない

5、服は夫に選んでもらう

6、担当漫画家の人生プランを考える

7、個性は無くても良しとする

校閲者・牟田都子(むた さとこ)さんのプロフィール&セブンルール

校閲者・牟田都子(むた さとこ)さん:プロフィール

1977年 東京都出身

大学卒業後、図書館司書を経て総合出版社の校閲部に勤務し、

主に文芸誌やノンフィクションを担当

現在は出版社に勤務するかたわら、栞社校正室を立ち上げ、

文芸書の校正から、「校正ナイト」などのイベント主催も手がける。

両親、夫も校閲者

趣味は読書とマラソン。

校閲者・牟田都子さん:イベント「校正ナイト」

東京・荻窪のブックカフェ「6次元」で開催されていた「校正ナイト」は

マニアックなテーマにもかかわらず、告知から一瞬で予約が埋まったという謎の人気トークイベント。

「6次元」店主のナカムラクニオさんと、

校正・編集・製本・そして自分の本も出している大西寿男(おおにしとしお)さん

そして牟田さん校正に関する話で盛り上がりました。

そこであった質問の一つが、

牟田さんにとって「校正」ってどんな仕事ですか?

牟田さんは

「校正はコミュニケーションの仕事だと思います。

ひとことで言えば、ゲラから著者の思いをどれだけ汲み取れるかに尽きると思うんです。

ものすごく博識で漢字もたくさん知っている人が優秀な校正者になれるかというと、

必ずしもそうではない場合もあります。」

大西さんの著書には「校正」をテーマにした著書が出版されています。

校閲者・牟田都子さん:セブンルール

1、鉛筆は肥後守で削る

2、著者の過去作を読む

3、プライベートでは校閲禁止

4、請求書に絵葉書を添える

5、毎朝5キロ走る

6、出来上がった本は読まずに2〜3年寝かす

7、本に恩を返す

本をもっともっと読みたくなりました

一冊の本が書店に並び売られるまで、

たくさんの人と、たくさんの時間がかかっていることがよくわかりました。

一文字一文字、一冊一冊たくさんの人の気持ちが入っている本。

もっともっと本の世界を旅してみようと思います。

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