子供の習い事を通して得たもの〜〝泳ぐ〟と決めたら泳ぐ〜

スイミングスクール児童コース

泳ぐと決めた曜日は泳ぐ

昨日、自分の水着を買いにアメ横に行ってから、子供達の小さかった頃のことを思い出しています。

長男は5歳から、次男三男は3歳から水泳を始めたのですが、

そのスイミングスクールの児童コースは、日曜以外毎日1レッスン受けられて月末にテストを受ける、という内容でした。

週1回では少ない気がしたので週に2〜3回くらいにし、行く曜日は子供に選ばせました。

あらかじめ、月,水,金曜日はスイミング、と決めておいたのです。

でもしばらくすると、障害となる物が現れます。

ゲームです。ゲームで友達と遊びたくて、スイミングには行きたくないな、と思っているのがよーくわかりました。

当時は、任天堂DSが流行っていて、7割、もしかしたらそれ以上の子供達がDSに夢中でした。

幼稚園でサヨナラすると同時に「今日は〇〇君の家に行く」と言い、既に子供達で約束をしていたので、数人が〇〇君の家に集合する、という流れです。

我が家にも男の子達がよく集まってDSを楽しんでいたので、どんな風に友達と関わっているのかが分かって良かったと思います。

スイミングに行かない日はそれでいいのです。

問題は、行くと決めた日。

いつものようにみんなで「さようなら」をすると同時に、

「〇〇君の家にいく!」という声が飛び交い、

いくつかのグループで盛り上がっています。

長男はちょっと上目遣いで私を見て「今日はスイミングたよね〜」と、ひどくガッカリした言い方をするのです。

「そうだよ、今日は◯曜日だから」と、子供が決めた曜日を言い、「明日は遊べるから今日頑張ろう」とやたら明るく言って車に乗せたものでした。

振り返れば、まだ児童コースはその程度で良かったです。

遊べる曜日がありましたから。

選手コースに入ってから

毎日泳ぐのが当たり前。スイミングは生活の中心。

ゲームをしたいのを我慢して練習をした甲斐があって、とんとん拍子にテストに合格し、選手コースに移りました。

そのまま児童コースに居残ったり、他のスポーツをするという選択肢もあったのですが、もっともっと上手になりたい!という希望で選手コースを選んだのです。

私は、スポーツで打ち込めるものがあるのはとても良いことだと思い、できる限りのことはしてあげたい!と思って毎日の送迎をしました。

そうなんですよ、毎日なんです。毎日。

児童コースは自分で決めた週3回くらいでしたが、

選手コースは、週6。土曜は朝練と夕練の2回なので、トータル7回です。

2時間の泳ぎの前にストレッチや筋トレなどが1時間。

さらに夏には1週間くらいの合宿です。

家族全員が、スイミングを中心に動くようになり、夕飯の時間も一緒に食べる人も変わってきました。

長男が泣いてご飯を食べた夜

ある日、練習から帰ってきた長男が夕飯を食べながら泣き出しました。

「なんで1人でごはん食べるまで練習しなきゃいけないの?」

びっくりしました。

そして、気持ちに気づいてあげられなくて悪かったなぁと後悔しました。

それまでずっと夕飯は家族で食べていたのだから、急に1人ぼっちで食べるのは寂しすぎるのは想像できたはずです。まだ小学3、4年生なんですから。

しばらくは、私も息子と一緒に遅い夕飯をとることにしました。

〝練習をさぼりたくて、さぼらなかった人の泳ぎを見せてやる〟

全てを物語っているポスター

これは、水泳の大会会場に貼ってあったポスターです。10年ほど前のものでしょうか。

一目で〝いいポスターだなぁ〝と涙が出てきてしまったポスターです。

これこそが頑張っている子供達を表しています。

練習をさぼりたくて、さぼらなかった人の泳ぎを見せてやる〟

一枚いただいてきて、今もリビングに貼ってあります。

自分はここまで頑張っているだろうか?

何か一つでもいいから自信をもってできるものが欲しい

次男と三男はまだ部活動で水泳を続けていますが、長男は大学生になってからは泳いでいません。

もう充分泳いだから、違うスポーツをやってみたいのだそうです。

長男が泳ぐ姿を見られないのは残念ですが、そこまでやり切ったと思えるなら、それはそれで良かったかな、とも思います。

そして、どうしても思ってしまうのが、

私自身、何か自信を持ってできることはあるのだろうか?ということ。

子供の頃、ピアノ、習字、そろばんなど、習い事は色々やりましたが、全部途中でやめてしまい何一つ自信を持てるものがありません。

運動にしても、中学の3年間はソフトボールをやっていましたが、高校は親に反対されことを理由にソフトボールを続けず、結局全く活動に参加することのない文化部所属。

この事実を子供達が知ったら驚くでしょうね。

やらせてる(つもりはないのですが…)親が、そんなテキトーな子供時代だったんですから。

子供達の水泳生活を見てきて、

競泳は自分との闘いだと思いました。

リレーはありますが、ほとんどが個人競技。

だから、毎日の練習も自分の記録のためにやっていること。

練習したら練習した分上手く速く泳げて、

サボったらサボった分下手のままで遅くなる。

そして、やる気も重要。

ここまで分かっているなら、あとはやるだけ!

昨日たてた目標、25メートルをす〜いすいと、苦しまずに泳げる日を目指して、

〝泳ぐ〟と決めたら泳がなきゃ!!!

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