2020年6月2日(火)23:00 〜23:30 フジテレビ【セブンルール】は、「世界的賞で日本人初快挙の水中写真家!超貴重ジュゴン撮影に密着」として、高橋怜子さんを紹介します。
高橋怜子さんが本格的な活動を始めてから、わずか1年。
世界的な写真コンテスト『ナショナルジオグラフィックコンテスト』で、日本人初のグランプリを獲得しました。
20年間勤めた会社を辞め写真家になった経緯と、現在の活動、そしてその思考と行動力はどんな7つのルールによって導かれたものなのか、とても興味があります。
Contents
【セブンルール 高橋怜子】:「ナショナルジオグラフィックコンテスト」グランプリ
高橋怜子:ザトウクジラの『MERMAID」
2018年ナショナルジオグラフィックコンテストでグランプリを受賞した作品です。

高橋怜子:『MERMAID』
高橋さんは、沖縄県の久米島近海でシュノーケリングをしていた最初の日にザトウクジラの親子と遭遇しました。
無意識でシャッターを切ったのがこの1枚。
「穏やかな海ですっかりくつろぎながら子どもクジラを撮影できたことは私にとり特別な瞬間だった」
と振り返って居ます。
「今回の受賞は夢の実現でもあり名誉に思うとし、今後の撮影の推進力としたい」との抱負も述べて居ます。
『ナショナルジオグラフィック』
アメリカの雑誌『ナショナルジオグラフィック』(英語:National Geographic)は、ナショナルジオグラフィックパートナーズ社の雑誌。
創刊は1888年(明治時代)
一般読者向けの科学雑誌ですが、自然科学や人文科学など幅広い内容。
誌面にはプロの写真かの作品が豊富に掲載されているのが特徴。
黄色の枠が目立つこの雑誌は世界36か国で発行されており、180か国以上で850万人が定期購読してます。
日本語版もあります。
『ナショナルジオグラフィックコンテスト』
そんな世界的な雑誌『ナショナルジオグラフィック』が主催する
『ナショナルジオグラフィックコンテスト』
正式名称は、『National Geographic Travel Photographer of the Year』
ネイチャー、シティ、ピープルの3部門でそれぞれの優勝作品が選ばれ、その中から総合優勝、グランプリ1点が選ばれます。
高橋さんは、グランプリを受賞しました。
世界的な歴史ある雑誌のフォトコンテストでグランプリを獲得するなんて、高橋怜子さんという人はどんな人なのでしょうか・・・
【セブンルール 高橋怜子】プロフィール
出身:岩手県
現住所(2019年現在):岩手県北上市
最終学歴:山形大学理学部化学科
卒業後の目標:高校教師
経歴:山形大学卒業後、半導体のエンジニアとして勤務。2017年8月退社。
2018年『ナショナルジオグラフィックコンテスト』グランプリ受賞
年齢:大学卒業後、20年間会社員だったということから、45才位でしょうか・・・
既婚or未婚:会社員時代に結婚したが離婚(1人で生きていくのがラク)
【セブンルール 高橋怜子】趣味は愛犬の撮影とダイビング
高橋さんは、岩手県出身で山形大学卒業後、
それまでは、愛犬と地元・東北の四季を撮影したり、ダイビングすることは趣味としてやって居ました。
モルディブでライセンス取得。
ダイバー上級ライセンス「ダイブマスター」取得。
愛犬が亡くなってしばらく経ってから、写真とダイビングという2つの趣味が1つになり、
サメ、マンタ、ギンガメアジなど、いろいろな種類の海洋生物を撮影するようになります。
【セブンルール 高橋怜子】20年勤めた会社を退職したきっかけ
高橋さんが水中写真家になったのは、20年間の会社員生活を辞めてからです。
でも、なぜ会社を辞めようとしたのでしょうか?
【高橋怜子】退職するきっかけ:先輩の死
仕事でもプライベートでもお世話になった会社の先輩が突然亡くなってしまいました。
確かな未来というのが、実はないかもしれないんだな、という思いがふくらんでいた。
【高橋怜子】退職するきっかけ:スティーブ・ジョブスのスピーチ
スティーブ・ジョブス氏のスピーチ
「今日が人生最後の日だとしたら、今日やるつもりのことをやりたいだろうか?」
「答えがノーという日が何日も続けば、何かを変える必要がある」
(9分13秒あたりからその言葉が出てきます)
人生には限りがある、本当に好きなことに時間を使いたい、と考えた高橋さん。
【セブンルール 高橋怜子】退職後は世界各地を自由に潜って撮影
【高橋怜子】決意は変わらず退職
高橋さんが退職を決めてから、約1年後退職することができました。
プロジェクトリーダーを任されるほどの立場だったので、会社側も必死に留意しましたが、高橋さんの決心は揺るぎませんでした
貯金がゼロになってもとりあえず行きたいところに行って、やりたいことをやって、撮りたいものを撮って、それで何も結ばなかったら、その時に考える
【高橋怜子】退職後は自由に存分にダイビングと撮影
退職した高橋さんは、2〜3年は自由に過ごそうとしました。
タイ、エクアドル、フィリピン、与那国島、石垣島・・・
自由に思う存分に、撮影の旬を狙って潜って撮影の日々でした
【高橋怜子】久米島での運命の一枚
2018年、高橋さんが訪れた久米島で運命のシャッターを切ります。
ザトウクジラの親子に遭遇し、遊び好きの子クジラが近づいてきて、尾やヒレを盛んに動かしていた、
その特別な瞬間を夢中できったシャッター
それが、グランプリ作品『MERMAID』
【セブンルール 水中写真家・高橋怜子】受賞後は「海洋生物写真家・高橋怜子」
受賞直後から、世界各国のメディアやバイヤーからの問合せなどが殺到します。
海外の反響から数ヶ月経って、日本の新聞屋テレビでも取り上げられ一躍注目されます。
ナショジオTravel Photographer of the Year2018グランプリは日本より岩手県在住の高橋 怜子さん。久米島で撮影された傷だらけの子クジラ。見た瞬間、これ日本で撮ったの!?と驚き、その鯨の姿に惹き込まれました。おめでとうございます!
高橋怜子さんのメッセージhttps://t.co/0raoiffUCE pic.twitter.com/pmlMDEEWm6
— 横田 裕市 / 写真家 (@yokoichi777) June 29, 2018
【セブンルール 高橋怜子】これからの目標
2019年はアジアやロシアのコンテストでも受賞
スミソニアンではファイナリスト
これからの目標は、BBCでの受賞、ペンギンの撮影
【高橋怜子】セブンルール
高橋さんのセブンルールとは・・・・
高橋怜子のセブンルール①:クジラを探すときイヤホンで音楽を聴く
いろんな日常的なことを考えてしまいクジラに集中できないから、
海で物思いにふけることを断ち切るためにイヤホンで音楽を聴く
高橋怜子のセブンルール②:生き物の本来の色にレタッチする
海底に行きたくてもいけない人がたくさんいるので、目で見たそのままを伝える
高橋怜子のセブンルール③:撮影終わりに地元の人と飲みに行く
1日を共にしたメンバーと飲みに行って話をする
そこに根付いて海を研究している人とか、そこに住んで観察している人とかに
例年の時期で考えるより海の状況は絶対に正しいから。
高橋怜子のセブンルール④:徹底的に下調べする
ネットでも本でも調べまくる。
メールは納得いくまでやり取りする
高橋怜子のセブンルール⑤:水中にカメラは2台持っていく
バッテリー、メモリーがない!ということがよくあるから予備は必ず必要
高橋怜子のセブンルール⑥:写り込みは許さない
写真の加工が簡単にできるが、余計な映り込み(ガイドやポリスなど)があったら全てボツにする。
高橋怜子のセブンルール⑦:先のことは考えない
何が起こるかわからないから、今のことを考える
今やりたいことは何か?を考えてみる
人生最後の日だと思って、自分が本当にやりたい事を進む高橋怜子さん、とてもカッコ良かったです。
「撮影」という点「ダイビング」という点が繋がって、水中写真家という線になれたのは、
会社員時代から「やりたい」と思ったことをやってきたからですね。
あらためて自分の「やりたいこと」が何なのか?楽しいと思えることは何なのか?
まずはその「やりたいこと」の点を打ってみようと思います。
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