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定番の観光地でも行くと行かないでは大違い
自分の目に焼き付けたい
『ビクトリア・ピーク』
香港の観光地といえば、ここが定番でしょう。
写真やテレビでも、香港の紹介では必ずと言っていいくらい映し出される風景です。
実は私、数年前までこういう定番中の定番は、『わざわざ行かなくても分かるから行かなくてもいい』と思っていたのですが、
北海道の函館に行ってから考えが変わりました。
函館の夜景も大変有名なので、寒い冬に訪れた時は心の底から行きたくありませんでした。
それでも仕事なので行くしかないので行ったのですが、
いや〜〜もうびっくりするほどの輝きで一瞬で感動しまいました。
『光の宝石箱』まさにそれです!
それ以来、夜景を見ることは
旅行の中で特別なものとなりました。
夜は美味しい料理を食べて、お酒を飲んで、国内なら温泉に入ったりしてのんびりゆっくりしたいところですが、
夜景は、特にわざわざ出かけて見る夜景は、その旅行に彩りを加えてくれます。
記憶に残る深さが違うのです。
だから、香港の夜景もとても楽しみでした。
自分の目に焼き付けたい!
まずはフェリーに乗って香港島へ
九龍島の尖沙咀から香港島の中環へ渡ります。
利用するのは130年もの歴史があるスターフェリー。
ピストン輸送しているので、改札に入ってから待っても10分くらいで次の船が来ます。
乗船時間は8〜12分。
香港の象徴でもある高層ビル群の眺めをビクトリア・ハーバーから楽しめる渡し船ですが、住民にとっては移動手段でもあります。
片道 平日 大人2.7HKD(約40円)!
土日祝日は3.7HKD(約52円)!
安い!!!


券売機は、説明が詳しく書いてあるのでわかりやすいです。
お金を入れて(またはオクトパスをタッチして)トークンを受け取り、改札でトークンを入れて入場。
フェリーに乗船しました。
席は自由なので、先頭と窓側はすぐに埋まってしまいます。
歴史のあるフェリーなのでレトロな船体ですが、このベンチの背もたれは、なかなかいいアイディアだと思いました。

座面はそのままで、背もたれが前や後ろに倒せるのです。座る向きが変えられるので、グループで向き合って座りたい時などに便利だと思います。
そびえ立つ摩天楼やビクトリア・ハーバーを行き交う船を眺めていると、あっという間に香港島に到着しました。
バスに乗ってトラム乗り場へ


フェリーを降りてから辺りをよく見るとロータリーがあります。出た場所によっては少しわかりにくいかもしれませんが、フェリーターミナルを背にして左手に進むとバス停15C があります。
このバスがトラム乗り場へ行くバスです。

トラム乗り場へ到着しました。が…
さぁ、いよいよトラムに乗ってビクトリア・ピークへ!
ですが、あれ?
チケット売り場のお兄さん、
もうクローズだと …
??????
なんと、21:00で終わりだと言っているじゃないですか!!!
その張り紙もあります。
なぜだろう???と手持ちのガイドブックにはまだまだ夜遅くまで動いてるはずなのに…
理由の説明がないので聞いてみたら、
デモの影響なのだそうです。
2ヶ月前から時間が変わったのだそうです。
デモかぁ……!
デモの影響は少しはあると覚悟して来ましたが、まさかここであるとは想像していなかったので、ちょっとショックでした。
頂上まで歩いて行けないか考えましたが、行けたとしても、今度はフェリーの時間に間に合わなくなるかもしれないので、今回はここで諦めました。

残念!!!
トラムの代わりに乗れた観覧車
逆方向のバスに乗って戻って行く途中、いいことを思いつきました。
観覧車に乗るのです。
フェリー乗り場近くに大きな観覧車があって、それは対岸の九龍島からも見えるほどの大きくて目立つ観覧車です。

観覧車は40HKD(約600円)
これ、とても良かったです!
ビクトリア・ピークには行ってないので比べることは出来ませんが、
観覧車自体が赤く光っていているので自分も光の中にいる感じがするし、最高地点に到達すると夜景のきらめきを広範囲で見られるので圧倒されます。
綺麗!素敵すぎます!!!

楽しみを見つける、作る
順調にいかなくてもいい時もあります
今回は、トラムに乗れずビクトリア・ピークに行けなかったけれど
観覧車に乗れました。
そして、それがとても良かった!
……こういうことがいいんですよね。
スケジュール通りにいかなくても、何か違う方法はないかな?他のものはないかな?
と考えてアンテナを貼っていると、何かしらのアイディアが生まれてきます。
そして、そのことで、もしかしたらプラスαの出来事があるかもしれないのです。
今回の観覧車は、観覧車そのものも良かったのですが、私にとって同じ観覧車に乗った香港人の家族との出会いはきっと一生ものの思い出になるような気がします。
その時の記事はこちら↓
長い期間行われているデモ、日本のニュースだけではわからないことを教えてくれた娘さんのことは今でも時々思い出して、香港に関するニュースも注意して読むようになりました。
やっぱり出かけなきゃ!
食べたり飲んだり、観光したり、お散歩したり…
やってみないと、行ってみないと分からないことだらけです。
『出会い』は『出て』『会う』のだから、
やっぱり出かけなきゃ!!!
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