レンタカーで移動しながら【ゆふいんの森】撮影と乗車を可能にする方法

大分県の観光地、由布院と別府巡りはレンタカーを利用しました。しかし「由布院」から連想したのは憧れの特急列車【ゆふいんの森】。ベストアングルでの撮影と短距離ながら乗車ができたのでご紹介します。

海外でも、大人から子供まで大人気【ゆふいんの森】

外国人の人気が高い観光列車【ゆふいんの森】

ゆふいんの森とは、福岡県博多駅から大分県別府駅まで走っているJR九州の観光特急列車です。

1989年3月11日に運転が開始し、特に外国人の人気が高く日によっては乗客の7割が外国人ということもあります。

大人から子供まで大人気【ゆふいんの森】「プラレール」もあります

鉄道ファンはもちろん、インスタ好きにも人気がある観光特急列車。

私は約20年前、息子が幼い頃に遊んでいたプラレールでゆふいんの森を知りました。

(株)トミーが販売している『プラレール大全集』で紹介されている【ゆふいんの森】がとても印象的だったのです。

「ゆふいんの森」という名前、面白いと思いませんか?

「ゆふいんの森」は、大分県由布市にある由布岳と湯布院町(当時)にちなんでおり、牧歌的な風景をイメージして名づけられました。

車体の深い緑色が独特で、森の中を走っている様子が想像できます。

息子は新幹線をメインにして遊んでいましたが、私はこの『プラレール大集合』を見るたびに、深緑色の車体が印象的で、関東から遠く離れた九州の「由布院」というこれまた変わった名前の駅に行く電車が特別魅力的な存在となっていました。

レンタカーで移動しながら【ゆふいんの森】「撮影」と「乗車」をするには?

ゆふいんの森の時刻表をチェックする

今回の由布院と別府の観光は、時間を効率的に使いたいのでレンタカーを利用することになっていました。

しかし、由布院と聞いて真っ先にゆふいんの森を思い出し、ぜひ見てみたい!撮ってみたい!と思い始めたのです。

そこで時刻表をチェック

『JR KYUSHU TRAINS 』より

ゆふいんの森は、博多/別府間を往復する電車ですが本数は多くはありません。

博多/由布院は上り下り共に1日3本、

博多/別府は上り下り共に1日1本。

この中で、撮影と乗車を可能にするスケジュールを立ててみました。

スケジュールに合わせて計画してみる

大まかなスケジュールは、

初日の夜、大分空港からレンタカーで由布院へ移動し宿泊、

2日目午前中、由布院の観光、夕方にはレンタカーで別府に行き宿泊。

その間に、ゆふいんの森の撮影と乗車を可能にするには・・・

2日目

12:00 〜 09  由布院駅で ゆふいんの森2号撮影

→レンタカーで大分へ移動、大分駅近くのパーキングに停める

→13:25  大分駅出発 ゆふいんの森3号 乗車

→13:36 別府駅到着 

→14:41  別府駅出発 ゆふいんの森4号 乗車

→14:59 大分駅到着

→パーキングを出発し別府へ

これでレンタカーを利用しながらでも撮影と乗車ができるはずです。

ポイントは、

①由布院駅に停車しているゆふいんの森をうまく撮影できるかどうか

②由布院駅から大分駅までのレンタカー移動がスムーズに行くかどうか

です。

12:09 由布院駅での【ゆふいんの森】撮影

入場券を買ってホームから撮影する

ゆふいんの森を撮影する場所として、素晴らしい場所がいくつかあるようですが、

今回は、由布院の観光を終わってからすぐに撮影できる「由布院駅」を選びました。

由布院駅からゆふいんの森2号が出発する12:09の10分程前に駅に行くと、もうすでに停車していました。

これは11:36到着のゆふいんの森1号が博多へ折り返すということ。

30分以上も由布院駅に停車しているのだから、もう少し早く駅に行けば良かったかもしれませんね。

入場券(170円)を買って中に入りました。

ベストポジションを探す

改札口から入ってすぐのホームにゆふいんの森が停車しています。

車窓が他の列車よりもずっと高い位置にあるのがよくわかります。

ホームを大分方面(改札を背にして左手)に行くと、反対側のホームに停車中の【ゆふ】とのツーショット!

ゆふいんの森の緑色と、ゆふの赤色が対称的。

青い空も清々しく、なんて綺麗なんでしょう!!!

この写真を撮ったすぐ近くに、線路上を歩いて渡れる道があります。

階段ではないのですぐに反対側から撮影ができて、とても楽です。

移動すると、なんと駅名が入ったアングルから撮れるではありませんか!!!

それに気づいた直後にゆふいんの森出発の時刻。

博多方向(写真では左側)へ進んでいくゆふいんの森を連写しながらのベストショットがこちら↓

この一枚を撮るために由布院に来た!と行っても過言ではないくらいに

撮れて嬉しい一枚となりました。

入場券はどうぞ記念に・・と駅員さんの優しい一言

いい写真が撮れて大満足し、さあ次は大分へ・・・と思いながら改札を通る時、

普通ならば、入場券を改札に置いてくるのですが、

「どうぞ記念にお持ちください」と駅員さんの一言。

確かに、これはいい記念になりますね!

ありがたくそうさせていただきました。

自動改札ではこういう優しさに触れることはできませんから、有人改札も良いものですね〜

13:25 大分駅発 ゆふいんの森3号

レンタカーで由布院駅から大分駅へ 13時までには着いていたい!

由布院駅から大分駅へレンタカーを走らせます。

高速道路の交通量はとても少なく、一般道路でも渋滞するほどの混雑はなかったのでスムーズに大分駅に到着。駅のすぐ横のパーキングに停めました。

ここで12:55。所要約45分。パーキングから駅までは徒歩2〜3分。

13時前に改札に行くことができました。

由布院駅から大分駅までが一番心配していたところだったのでひと安心です。

間に合ってよかった!

あとは乗るだけです。

大分駅 8番のりばが楽しい

ゆふいんの森3号を待っている間に見つけた、温泉県らしいものです。

女性バージョンもありますよ〜^ – ^

エスカレーターを囲っている外側の壁に並んでありました。

さすが日本一の温泉県です!

ゆふいんの森3号がやってきた

大分駅では別府までの一駅区間乗車し、また戻ってきます。

ゆふいんの森は全車禁煙、全車指定席(グリーン車は存在しません)

列車内では座席の指定はできないので、乗車前に窓口等でお買い求めください。

さあ、いよいよやってきました!

カッコイイ!!!

高級感たっぷりの車内

客室の床が通常より高い位置に配置されているハイデッカー構造なので眺めがよく、

深みのあるグリーンとゴールドで高級感があります。

木をふんだんに使った内装が、他の列車では味わえない落ち着きと懐かしさを感じさせてくれます。

現在、鉄道火災事故の教訓として新しい車両には木を使ってはいけないことになっているのですが、ゆふいんの森で使われている木は、特殊加工して燃えにくい素材にしてあるそうです。

クラシカルな雰囲気が漂う車内で、座席にはゆっくり座れます。

窓にかかるカーテンの色合いと網棚のゴールドも、やはりゴージャスだけれど上品です。

先頭車両の運転席は開放感あふれる展望デッキ、

3〜4人の旅行ならテーブル付きのボックスシート(要予約)もおすすめです。

ビュッフェ車両では、駅弁(事前に予約可)やドリンク、スイーツ、ゆふいんの森オリジナルグッズの販売、記念乗車証や記念スタンプもあります。

その隣は自由に利用できるサロンスペース。車窓と並行に設置されたカウンター食事をしたりお茶が楽しめます。

車内販売メニューと車内のご案内

座席に置いてあるメニュー表です。

豊富なメニューですね。

そして英語、中国語、韓国語でも表記されています。

2014年からは、サービス向上のため、車内で無料Wi-Fi接続サービスを行なっています。

13:36別府駅到着

大分駅を出発して約10分後、別府駅に到着しました。

別府駅は終点で、約1時間10分後にゆふいんの森4号として博多に向かいます。

それまでの間、鉄道ファン、ゆふいんの森ファン、家族旅行の記念にという方達が、ゆふいんの森をバックに撮影していました。

私も、出発するまでの1時間10分、ゆふいんの森を心ゆくまで撮影し、駅周辺の散策をして過ごしました。

【ゆふいんの森】に乗ってお弁当を食べてみたい

今回乗車したのは、大分駅と別府駅の往復ですが、たった10分間でもその高級感とクラシカルな車内の雰囲気に魅了されました。

でも、ゆふいんの森にはまだまだ体験したい魅力的なサービスがたくさんあります。

一番やってみたいことは、これ↓

サロンスペースで車窓からの景色を見ながら、こんな豪華なお弁当をいただく日が楽しみです。

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